転職活動は同時進行で行う

理想の転職先を選びたいと考えると、求人に応募する際に一社ずつ行いたいと考えがちです。
この会社が良いと決めて応募し、結果通知を受けて駄目だったから次の会社に応募するというのは、より望んでいる会社に転職する方法として優れている面もあります。
しかし、それが原因で転職がうまくいかなかったという例も少なくありません。

この方法がうまくいかない理由は、時間がかかり過ぎるためです。
極めて優秀で一社か二社受けた時点で採用してもらえれば問題はありませんが、それほど優秀な人は多くありません。
一社を選んで求人に応募し、書類選考を受けて面接を受け、最終的に採用か不採用かの通知を受け取るまでには、一ヶ月程度はかかるのが一般的です。
六社受けるだけで、半年以上はかかってしまいます。
準備期間や通知を受けてから次の応募をするまでのタイムラグを考えると、半年で受けられるのはせいぜい三社か四社程度です。
結果として資金面のやりくりができなくなって、転職活動を中断してアルバイトに明け暮れるようになる例もあります。

また、精神面で疲れ果ててしまって転職活動を続けられなくなる例も少なくありません。

同時並行で複数の会社に応募していかなければ、時間ばかりが過ぎてしまい、心身共に辛い状況になってしまいがちです。
理想の一社があったとしても、できるだけ多くの会社を同時に受けるようにするのと結果的に成功に繋がる可能性は高まります。
そのため、一社ずつ受けた失敗事例から学んでおくと良いでしょう。